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てんぐの大将


<てんぐの隠れ家、てんぐ屋敷 桃太楼、てんぐの隠れ家 別館 DEVESSO>

てんぐの大将

10数年前に、「てんぐ」という店の一部改装の仕事をさせてもらった。
それから、約10年たった頃、2店舗目を出したいので、
その店の設計をということで声がかかる。

世はバブル崩壊、真っ只中、賃貸物件多し、
しかし、決まらず、半年経過…

「山下さん、おもしろいのが出たで、見にきてや。」

早速見に行く。
あばら家、雨漏り、のら猫の住み家、傾いている…

「ええ店できそうですねえ。」

数ヶ月後、2店舗目「てんぐの隠れ家」オープンと成る。

オープンして数日後、大将から、
「山下さん、やっぱり看板つけようや。
 お客さんが、看板ないから探しても分からん言うて、帰るんよ。」

「大将、計画通りいきましょ。
 看板つけたら、隠れ家になりませんよ。
 1ヶ月様子みましょ。駄目ならつけます。」

結局、現在に至るまで看板つけず。一件落着。(?)


-その2年後に本店移店計画-
探しに探した物件にて「てんぐ屋敷 桃太楼」オープンの運び。
やはり、看板は小さく、探しにくい店となる。

'08夏、てんぐの隠れ家、別館「DEVESSO」オープン。
全店、相変わらず、盛業中である。

大将は無類の負けず嫌いだ。
新しい焼き鳥屋が出来たと聞くと、すぐに行く。
そして、「ここはうちの方が勝ちやな!」「でも、あの辺は負けたな!」と…

それもその筈。
高校、大学でボクシングをやっていた。
おまけに、ミュンヘンオリンピックの日本代表最終選考試合で負けて、
惜しくも行けなかったという経歴を持つ。

今も身体は毎日鍛えている。
いつも真剣に「焼き台」に向う姿がかっこいい。
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さがの 井上社長


<ゆう・湯・さがの、薬師谷温泉さがの、天赦園さがの、天然温泉さがの海田>

さがの井上社長

出会いは私の友人の紹介であった。

最初は、温泉を創る計画だったか、ホテルだったか、レストランだったか、
はたまた、島のリゾート計画だったか、定かではない。
結局、10数年の間に、大型温泉施設を3件、レストランを1件の仕事をさせて頂いた。


私が、ある日の午前11時半頃、店に電話をした。
社長出る。
「あ、山下さん、また、昼から電話してや。ガチャ!」
切られた。

午後2時過ぎに電話をする。
「悪かったなあ、わし、店にいつも出て、ウェイターしよるけんなあ。」

レストランが職場。当たり前である。反省!

20年経った今も同じ姿勢で店に出ている。
だから、人が育つと、私は思う。
(多店舗する原点がそこにある。)

私は本当に幸せものだ、とつくづく思う。
いろんな店の話を聞き、その店づくりに少なからず関わる。
考え方、見方を目一杯教わる。


何回か、瀬戸内のアジ釣りにご一緒した。
私と社長、そして、いつもの舟頭さんとの釣行。
休日なので、ゆっくり舟を出す。
我先にと漁場に行ってる船の群れからは、外れた場所で陣取る。

社長が「飲むかな!」と缶コーヒーを渡してくれる。

時間が流れる。

「きた!」「大きい!」と、アジ釣りを2・3時間する。
「みやげ出来たけん、海の景色でも見ながら、ゆっくり帰ろうや。」と。

忙しそうに釣りをしている船を尻目に漁港へ帰る。
そして、港で舟頭さんと世間話をして、港を後にする。

そんなゆったりした釣りの楽しみ方を教えてもらった。

山内社長


<瀬戸内茶屋、瀬戸田すいぐん丸、くるしま海峡SA売店、おいでや、88屋、etc>

山内社長

「あんた、おもしろい?」
開口一番、いきなり質問される。


「はあ、ぼちぼち、おもしろいと思います。」
と面くらい、苦し紛れに答える。


日曜日の朝、あいさと 山下社長から電話があり、
「会わせたい人がおるから、今から来ませんか?」

すぐに県文の隣の野風僧という喫茶店に行く。

「わし、もう、これからは、おもしろくない奴とは仕事せんことに決めたんよ。
仕事は楽しくせんとつまらんけんな…」



いろんなことを教わった。

「物事は、右と左だけじゃない。
その間もあるから、いっぺん考えてみようや。」

「そこからもう一度、右か左を考えてみたら、
新しい右と左が見えてくるかもしれん。」

いろんなところで仕事をさせて頂いた。
瀬戸内の島や、広島、今治、そして、六本木。


いろんなところにもご一緒した。
先日、私のひき出しの写真を整理していたら、
一緒に行った旅先での写真が相当数でてきた。
視察で行ったのに、何故人物の写真?
それはいいとして、
その中の氏の表情はいつも楽しげで、おどけている。

明るく楽しく、やはり時に厳しい人である。

「私は、おもしろいんやろか。」と、ずーっと思う。





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